i-modellers 8.8cm対戦車砲Pak43

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ドイツ・8.8cm対戦車砲 PAK43

制作・写真・文章 根生

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Neoの大砲ギャラリーの記念すべき最初のキットはドイツの8.8cm対戦車砲Pak43です。8.8cm砲といえばドイツ軍を代表するくらい人気の大砲なんですが、よくゆうハチハチは対空砲のFlak18や36のことなのですが、なにしろあちらは戦車も撃ったとはいえやはり対空砲、ホンマモンの(そうなの?)8.8cm対戦車砲と言えばやっぱりこのPak43でしょう。

大砲のサイズを表すときにcmやmmで表されるのですが、これは砲身の筒の内径を表していまして、8.8cm砲というと筒の内径が8.8cmということなんですね。これがいわゆる口径と言われるものなんですが、最近では砲身の長さを表す口径長の単位として口径を使うために少々ややこしい話になっています。つまり、このPak43では砲身の長さは口径の71倍ですから8.8×71=624.8cmとは言わずに、71口径と呼ばれます。ここから口径というのはどうも砲身の長さの単位みたいになってしまっています。正式には口径長と呼ぶべきでしょうが、なんだかすっかり世間様では口径で通ってしまっています。

ちなみに対空砲の8.8cmであるFlak18とか36は56口径でして、口径長は約4.9mと少々短めです。

大砲の弾は薬莢の火薬の爆発による膨張で加速されるわけでして、砲身が長ければ長いほど加速時間が長くなるため、砲弾のスピードは上がります。つまり口径長が長い大砲は同じ直径の砲弾を撃ち出しても威力があるんですね。もちろんその分火薬の燃焼時間が長くなりますから、薬莢は大きくなります。

パンターの主砲である7.5cm砲は直径こそFlak36より小さいものの70口径と砲身が長いために、砲弾の速度が速く、近距離なら威力があったと言われています。距離が遠くなると砲弾が小さいので空気の抵抗を受けやすく威力の衰退が大きいんですね。

余分な話が長くなりましたが、このPak43とこれを戦車(キングタイガー、エレファント、ナスホルン)に搭載したKwk43はたくさん作られた対戦車砲の中では最も威力があり、連合軍のあらゆる戦車をアウトレンジから射貫くことができました。連載第1回目にふさわしい砲と思いませんか?

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砲架の組み立て

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Pak43は大型化したため、それまでの7.5cmPak40などのように開脚式の砲架では無く、8.8cm対空砲のFlak36などと同じ十字砲架を採用しました。実はこの砲架の生産が間に合わず、8.8cm対戦車砲の全生産数3500門のうち約1400門は開閉式の15cm重野戦砲の砲架に乗せられました。でも、こちらが正式なんですよ。

この砲架は安定しているので車輪を付けた状態でも射撃が可能でした。でもその場合は砲の角度は左右30度しか振ることができません。それ以上振ると発射の衝撃でひっくりかえっちゃいますからね。


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砲架だって手を抜かず非常に精密に作られています。ブレーキのパイプ(ですよね?)もちゃんとパーツが付いており、ディテールアップいらずです。

また、運搬姿勢にするために脚を折りたたむこともできます。私は杭を四隅に付けてしまったので、設置状態しか作ることはできませんけどね。

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