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MG FA-78-1 フルアーマーガンダム

制作・写真・文章 森静四郎

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i-ガンプラ始動!

今号より、i-modellersも本格的にガンプラ記事に着手することになりました。その名も、i-ガンプラ。栄えある一番槍を担当させていただくのは、小生森静四郎です。初心者の方にもわかりやすく、また、どなたにも楽しんでいただけるような記事を書けるよう、努力したいと思います。

MG FA-78-1 フルアーマーガンダム

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i-ガンプラ、最初のキットは、マスターグレード フルアーマーガンダム。ガンプラ全盛期において展開されたMSVシリーズの連邦側フラグシップモビルスーツです。27~28年前に1/144、1/100、1/60で商品展開された人気モビルスーツで、2010年にMGとして新たにキット化されました。
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キットは、MGガンダムVer.2.0に増加装甲パーツをかぶせていく、という内容です。一部、粘着ゲルシートによってアーマーを取り付けるという、ある意味型破りな、というか掟破りな構成になっています。
MGガンダムVer.2.0という、ただでさえ呆然としてしまうほどのパーツ数の上に、さらに追加アーマーパーツが加わっていますので、箱を開けた瞬間めまいを覚えるほどの内容量です。しかし、プロポーション、ディティール共に良好で、ほぼ完璧に近い色分け成型になっていますので、ゆっくりあせらず作製すれば、未塗装であってもそれなりの完成度になります。
この記事では、ほぼストレート組みで、気になる部分だけ微改修して組み立てて行きます。塗装は、当号において、とこやさんがパーフェクトガンダムを作製するのにあやかり、プラモ狂四郎バージョンの青い塗装で仕上げたいと思います。

プラモ狂四郎

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プラモ狂四郎は、ガンプラ大好き少年が、プラモシミュレーションマシーンで戦う、熱血プラモデル漫画です。プラモシミュレーションマシーンを使い、自分が作ったプラモデルを操縦して対決する、というコンセプトは、狂四郎と同じくガンプラ少年だった私に大きな夢を与えてくれました。また、プラモデルの組み立て方から改造方法、塗装アイデアにいたるまで、私のプラモ生活へあたえた影響は計り知れないものがあります。ひいては、今こうしてこの記事を書いているのでさえも、プラモ狂四郎があったからだ、と言っても過言ではありません。

フルアーマーガンダムは、「ガンダム増加ウエポンシステム」という名称で、文庫版4巻から登場。「パーフェクトガンダム2」と呼ばれたこともありました。当初はめざましい活躍をみせたものの、残念なことに、次第に敵の強さを描写するための、単なる当て馬になっていきました・・・。
ちなみに最初に戦った敵のボスは、「超重要塞戦車ゴッドタイガー」という、1/16キングタイガーにレオポルド列車砲や1/72戦車の砲塔をいっぱい取り付けたトンデモ戦車でした(誰か作って!)。

漫画本編は白黒のため、フルアーマーガンダムの塗装は何色なのかわからず、中のガンダムも通常カラーにしか見えないトーン貼りがされています。狂四郎のフルアーマーが青色、という一般論は、著者のやまと虹一氏がコミック表紙用か何かに描いたイラストからではないかと思われます。これをマスターグレードで塗装しようとすると、当時とは違うディティールの問題があったり、イラストだけでは判別できない部分もあったりしますので、ある程度は私のオリジナルも加味していこうと思います。

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パーツの整形

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MGガンダムVer.2.0のツノは、なにも手を入れなくても先端は充分とがっているのですが、ここは好みでもっとツンツンにとがらせてやることにします。こういったパーツの先端やエッジをシャープにする場合は、ウェーブのヤスリスティック(今回は800番を使用)が便利で、キリっとしたエッジになりました。
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パーツのヒケ消しやパーティングライン消しなどの表面処理には、600番の耐水ペーパーを使っています。深めのヒケなどは400番も使用し、その後600番で表面を整えます。さらに、800番の耐水ペーパーをかけておいたら、綺麗な表面になりました。サーフェイサーを噴きつける場合は、これくらいの処理で良いと思うのですが、サーフェイサーを使わない場合は、さらに1000番の耐水ペーパーをかけておいた方が無難かと思われます。

また、写真の赤いラインで示した部分、いわゆる逆エッジのラインをケガキ針でケガいておくと、塗装後にスミ入れをやりやすくしておきました。
このような処理をほぼ全てのパーツに行います。

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