VK.45.02(P)V試作重戦車 1/35 サイバーホビー
砲塔の外も組み立てました。天板の上はまだですけどね。
車長用ハッチのある部分の側面は別パーツを貼り合わせるのですが、ここに大きな接着の跡が残ります。ここは本来は1枚の板ですので、パテで埋めておきましょう。
後部の砲弾を積みおろしするためのハッチは裏側までエッチングパーツを使って精密に再現されていますが、今回はエッチングパーツは使わずに、簡単にすませておきました。
まだまだ細かなパーツは何も付いていませんが、とりあえず大まかな形はできあがりました。
この車輌、箱絵では大戦終末期の様な迷彩塗装がなされています。レッドプライマーにイエローとグリーンの直線状の縞模様がとっても末期なイメージで、なかなかカッコいいですね。
でもよく考えたら、この車輌が計画だけで作られなかったのは何も終戦のせいではないのです。単にヘンシェル社との競争に負けてボツになったからなんですね。ですから、万が一この車輌が作られたと仮定したら、登場時期は大戦末期ではなく通常のキングタイガーの登場時期と同じはずです。
そこで私はifの世界で、この車輌が実際に作られちゃっていたら・・・という仮定で制作を進めるのですが、その場合の次期はまさにキングタイガーのポルシェ砲塔が出た次期に一致しているとしてみました。つまり車体にはツィンメリットコーティングが施され、車体はダークイエローで塗装された初期のキングタイガーです。そう考えた方が自然ですよね。
そんなわけで、この車輌にはツィンメリットコーティングを施すことにします。そのために組み立て作業はここで中断して、コーティング作業を行うことにします。
ツィンメリットコーティングはi-modellers編集部で大流行のBluebell式エポパテコーティングです。なにしろ簡単に薄く仕上がります。これを考案したBluebellさんに感謝、感謝!!
コーティングの詳細についてはBluebellさんの記事を参考にしてもらうとして、ここでは省略させていただきますね。ただ、使ったミリプットパテの保存状態が悪かったのか、中に塊がたくさんできてしまって、仕上がりがボロボロになってしまいました。まだ8割がた残っているミリプットですが、もう使い物にはなりませんね。
まぁ、ボロボロになったところは被弾して剥がれた痕ということにして、なんとか全体にコーティングをすることができました。