i-modellers レオパルド先行生産型とバッチ3量産型

レオパルド0(ゼロ)シリーズ 先行量産型とレオパルド バッチ3 量産型

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<レオパルドの各キット>

<タミヤ No.64レオパルド中戦車>

図1.JPG図1.JPG
 前述したとおり1969年製のベテランキットです。車体後面の電話ボックスの形態よりバッチ1をキット化したものだと思います。その他バッチ1だけの特徴であるクリーニングロットが再現してあったり初期に用いられていた滑り止めのついたフェンダーなどこのキットでしか見れないディティールもあります。
後述するように車体が少々小ぶりです



図2.JPG図3.JPG

<イタレリNo.6481 レオパルド1A5>

 (図2)パッケージが一新され最近発売され流通しているものです。2000年頃、以前発売されていたNo.224のA4の車体を流用して、新規の砲塔パーツと増加装甲を追加しレオパルド1A1A1として最初はドイツレベルから発売されていました。その後パッケージ換えでレオパルド1A5 が追加されています。中身は未見ですが、この2つはおそらく同じものではないかと思われます。また同時期イタレリでは増加装甲のパーツを抜いてNo.374レオパルド1A2として発売されています。(図3)
さてこの鋳造砲塔のレオパルドですが追加された砲塔も良好で、バッチ1からバッチ5(レオパルドA2)まではこのキットをベースにするとよいと思います。

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<今回の製作にあたり>

 レオパルドはパンターの正統派の後継者だと思います。つまり電撃戦を編み出したドイツ軍が本来欲していた理想の戦車なのではないかと思います。電撃戦に即した兵器であるべき戦車、パンター。しかし総統の指示により装甲を増加させられてしまい当初の計画とは異なるものになってしまいました。軍需相であったアルベルトシュペーアも「豹が虎になってしまった。」となげいています。
 装甲の増加の是非はともかくレオパルドの開発された頃は対戦車火器が戦車の装甲を大きく凌駕しているといわれた時期でした。新たな戦車構想にあたり独仏の達した結論は機動力の追及でありました。適切な機動力を有すれば、被弾率も下がると考えたわけです。
 完成したレオパルドはスペック的にはパンターよりその最初の試作車である装甲が薄いVk3002に近いと思います。車体は傾斜装甲を多用しているところがなんとなく似てるし、砲塔は鋳造ですが、これは当時一番普及していた方法でした。そんなわけで「鋳造砲塔の軽パンター」が私のレオパルドのイメージなのです。そこで今回は先行量産型である0シリーズと比較の意味を込めて量産型のバッチ3も製作しました。

<レオパルド 先行量産型/0-series>

図4.JPG図4.JPG
 タミヤのレオパルドを当初修正していたのですが、車体が少し小さいため頭でっかちに見えてきます。そこで車体はイタレリのA4のものを改修することにしました。図4にタミヤとイタレリとの比較を示します。なぜかタミヤの砲塔リングがぴったりフィットします。タミヤの砲塔は寸法的には良いようですが、おかしい部分もあるので修正します。防盾は幅が狭いためイタレリA5のものを複製して流用しましたが、タミヤのものでも上下1mmほど厚くしてやれば良いと思います。イタレリものもが入手できず場合、タミヤのものしか用意できない場合は、車体はNo.112のA4のものに組み合わせても良いと思います。ただ砲塔リングはまったく合わないので車体を削るか砲塔底部を修正する必要があります。


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