i-modellers 『く』ワトロ・バジーナのリックディアス

制作・写真・文章　moppu

プラモしりとり、今回の担当は初老モデラーmoppuであります。
今号はi-modellers本誌が「総」ガンプラ特集、ということでひねり出だしましたのは「く」ワトロ・バジーナのリックディアス、というやや反則気味のモチーフとあいなりました。
平にご容赦をば…(笑)、なんと色を塗ってガンプラを作るのは実質初めて、ガンプラ経験はMGザクver.2.0、RGシャアザク、の2機だけ、へへ、なんとガンダムはおろか、ザク以外のMSをすら作るのが初めて、HGUCも初めて、というスーパー初心者のガンプラ挑戦記、となります、突っ込みご無用に、ご容赦を頂けましたら…

実にファースト・ガンダムをリアルタイムで見た世代でありまして、もう30年よりも35年に近く以前のことなんでありますね。今回「ガンダム特集」で自らもガンプラを作るに当たって「Z」の劇場版と「ZZ」（は途中まで）をレンタルして見ました。ファーストガンダムは印象が強くて、当時まだビデオなんてなかった時代でしたから、テレビから音声だけをカセット・テープに録音して、楽しんだのでありんすよ、隔世の感ですな。ですが、「Z」以降はもう見てない、わずかに「逆襲のシャア」だけはテレビで見たことがある、というくらいのものであります。

さて、i-modellersきってのガンダム・フリークであるhirozさんが素敵なタイトルを考えてくれましたが、アタシ自身はリックディアスといわれてもぱっと思い浮かばない（MSはファーストガンダムのものしか分からんですからね）体たらくでしたが、アニメを見直して、やっとそれと分かる、どうもリック・ドムに似たイメージがあって、好きになれないモビル・スーツというのが初見の印象でした。


もうクワトロ・バジーナがシャア・アズナブルだとか、エゥーゴがどうしたこうしたというのはここで語るまでもありませんので、とっとと作ることにします。
でもアニメの印象もこの箱絵とインストのイラスト、写真もどうしてもこの色の組み合わせが好きになれませんので、へへ、勝手に塗り変えちゃうことにします、だから、表題は「クワトロ・バジーナのリックディアス」ですが、ものすごい反則になっちゃいます（ごめんね、編集長）のをお許しください。

HGのスタンダードがこういう感じなのかどうかもわからないのですが、このキットは結構接着線消しなどの作業がありました、RGのシャアザクがあれほど細かく膨大なパーツ数であるのに目立つ接着線が現れないのと比較するのも何ですが、少ないパーツ数だから楽に組めるか、というと、きれいに組むためには結果HGの方が大変じゃん、という感想も持ちました、ヒケなども結構すごいですしね。

まず、各パーツをざっと切りだして組んでいきますが、塗装のことを考えて、仮組みにとどめながら、各パーツのヒケなどを処理していきます、足のパーツ、右は修正前、左はパテを塗ったところ、よく見ると結構沢山ヒケが生じてしまっていますね。

肩のパーツは左右分割ですので、接着線を消さなくてはなりません、同時にフラップのパーツはエッジをナイフで薄削りしておきました（左が施工後）


ザクを作った時にどうしてもうなずけなかったのがライフルでした、どう見てもおもちゃに見えるのですね、で、このビームライフル（？ですよね）は少しプラ材でディテールを追加しました、もちろんフィクションであります。

「ZZ」のDVDを借りてみるのと一緒にスピンオフ的な作品なのかなCGで再現したガンダムEVOLVEというのを借りて見ました。リックディアスがすんごいカッコイイCGになっていてモチベーションが上がります(笑)。
肩のパーツにはなにやらくぼみがありますが、なかは何も再現がありませんので、ここは適当にプラ材でディテールをでっちあげます。