i-modellers 『く』ワトロ・バジーナのリックディアス

『く』ワトロ・バジーナのリックディアス 1/144 バンダイ

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スミ入れを終えた状態の背中。
MSを作る際のジレンマはこれが実は全高21.30m(頭頂高18.70m…、いずれもセンチネル本による)もある”ブツ”だということとどこからどうみてもヒト的であるということのアンバランスから生じる困惑、にあると改めて感じます。
ウェザリングもチッピングも入れにくいのです、どうしても全高2.13mスケールのキズや汚れに見てしまうのですね、自分の目が。
Zガンダムの物語内ではリック・ディアスはジャブローにも降下して地球上でも行動していますが、宇宙空間では何がどのように汚れとなるのか、ガンダリウムガンマという素材も、塗料も(ZZでは主人公たちがガンダムのペンキ塗りたてで乾いてないとか、色がついたとか、剥がれたとか騒いでいる場面があって、驚きましたが…普通のペンキを刷毛塗りかよっ!と思わず突っ込みたくなります…笑)塗装法も定かではない、っとそんなことを考えていると手が止まります(止まりました…笑)
んで、結局のところこれはフィギュアとしてみるしかない、と結論したのでありました。
(その辺は二三お話を伺ってみて、どうやら先達の方々もそうしたアドヴァイスのようで安心しました)
肩の数字、脚部のエゥーゴのマーキングが斜めになっているのはその辺を勘案した表れ、でもあります。

と、いうわけで今回は汚しも傷もなしです、リック・ディアス、クワトロ・バジーナ搭乗機はこんな色だったら好きになれたのにな、というわけです(笑、実はZに登場していたアッシマーがオレンジ色で、緑との組み合わせでしたが、非常にカッコよかったのを参考にしました)。
左肩の「01」を白に塗り、さらに吹きっぱなしだったオレンジに黄色+サンド(戦車に吹いている色)+白で作った薄い塗料を各部に吹いて少し調子付けを行いフィニッシュとしました、以下は完成した姿をば。

画像ではその効果が見えにくいと思いますが、少しだけハイライトからグラデーションを意識して吹くことで実際の模型を見ていると印象が変わりました、うまくお伝えできなくて申し訳ないですが、普段AFVでは当たり前に行うハイライトやグラデーションを加えた塗装も動かすこと(=ポーズを変化させる)のあるガンプラではやりにくく感じていましたが、今回は接着固定こそしていないものの、このポーズで決めてしまうことで思い切りを付けました。

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ざっと組むだけならまる一日あれば形になるHGガンプラですが、いざ、本気になって塗ってみようと思うとこれはなかなかに難儀な「プラモデル」であることを再認識しました。
いろいろぐちゃぐちゃと迷いを書き連ねましたが、いっそのこと普通にウォッシュをして油彩でハイライトを入れて、そう普段AFVで行っている仕上げ塗装を行ってみようかしら、ううん、でもこのフィニッシュでも悪くないなあ、と(笑)、最後まで迷っておりました…

ヒコーキ模型もガンプラもアタシのなかではウェザリングを行ってフィニッシュというイメージがこれまでなかったことが理由なのでありましたが、よく考えてみると(というか、今回改めて気付いたのでしたが)ガンプラの完成模型って、普段自分で作るときの実際を考えて鑑賞しているわけではなかったのですね、ふーん、へぇー、すごいなあ、とは思うものの…笑

あまり好きではないリック・ディアスでしたが、悩みつつもなかなかに楽しい製作でありました、製作中に改めて勉強もしながら、でしたが、知らなかったMSのお気に入りも出来(やっぱりアッシマーがイイですな、ついキットを買っちゃいましたが…笑)、こりゃあ次も作ってみたい、と思うようになりました、長いことガンプラには興味もなんもなかったんですけどね(アニメのガンダムはファーストと逆襲のシャアは好きでした、どうしてもシャアとアムロが出てこないと身が入らないのでしたが…怒られちゃいますな)、食わず嫌いはやはりもったいないです。

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