i-modellers 2号フェアディナント ドラゴン 1/35

車体の大まかな構成を組み終わって、履帯と足回りにとりかかることにします。
この辺は説明書の指示はまったく無視（笑）、実はフェアディナント、エレファントの組み立てはこれで4回目となります。
（P)ティーガーを含めるとポルシェ式足回りは細部の違いはあっても実に6回目。
なんとも653大隊の車両好き、というのが災いしているのですが、もうこれだけ組んでくると説明書のとおりに組むこともなくなってきます（笑）

で、マジックトラックですが、これ、途中で気付いたのですが、この履帯にはピンのモールドがありません！
エレファント、（P)ティーガーのキットにはありますので、ただのミスなのでしょうネ、Nr.150100のキットにはカステンの履帯を使いましたので、ノーチェックでした。
おそらくは前期型の履帯（このキットがそうです）をパーツ化する際のミスなのでしょうネ（エレファント、（P)ティーガーは後期型の履帯を履いています）、気が付いたのが起動輪への接着作業後でしたので、今回は見なかったことにします…、…

左側の履帯から組みつけました。
転輪は片側6個ですからね、ドイツ車両としてはらくちんな方です（笑）
また、このキットはパーティングラインがエッジにきていることもあって、転輪の整形はゲート跡の処理だけでOKなのもうれしいですが、起動輪、誘導輪にはしっかりとパーティングラインが入っていますので、修正しました。

全体に足回りのパーツの水準は現在のドラゴン・サイバースタンダードからは見劣りします、サスペンションアームの合いもいまひとつ、完成後は見えないので手抜きのできる箇所ですが、各パーツはパーティングラインの処理と擦り合わせをちゃんと行う必要があります。

履帯は枚数はキットの指示通りでほぼOK（センターガイドのあるパーツ（説明書のR）ないパーツ（L)各々54枚、片側計108枚）ですが、ポルシェ式足回りの履帯は起動輪誘導輪からなだらかなアールを描き、転輪の上部と接するのは中央の2枚の転輪だけ、前から2枚目と5枚目の転輪の上部には触れているかいないかくらいに組むのが見映えがいいですね。
その垂れ下り具合になるように履帯を組みつけた後接着剤が乾燥するまでの間要所にティッシュを詰めておきます。


右側もこんな感じになります。
転輪は一本のアームに2種類の組み合わせですが、最後部の転輪は向きが違っていて、転輪の並びが異なります。
間違いではありませんので（もっともキットはサスアームの取り付けにダボが切ってありますので間違えようがありません）、ね。

履帯の取り付け後、車体の各部のパーツを組んでいきました。
ドラゴンのキットは親切にパーツの接着位置がモールドされていますが、今回製作する車両ではそのモールドが不要になる箇所が結構ありますので、全部モールドを落としました。
矢印で示した箇所がそれらの部分です。
400番でモールドを落としたあと、1200番でキズを小さくしておきます。


車体右側では当初矢印の位置に装備されていた工具箱を後部へ移動しますので、ここのモールドも落としました。
まだこの段階でも戦闘室は未接着です、写真は砲基部を取り付けて、接着剤の乾燥待ちの状態となっていますが、せっかくなので載せてみました（笑）。


よく出来たキットで細かなパーツや溶接痕のモールドも問題ないですが、少しだけディテールを追加します。
ボッシュライトコードは0.3mmのソフトワイアで追加しました。



車体後部、おそらくは排気（写真では未接着ですが、中央部分に巨大なフード状のパーツが付きます）の遮熱板だと思われる板はここはエッチングパーツを曲げて取り付けました。
このキットに付属のエッチングパーツはとっても硬いです。
左端の車間表示灯はタスカのライトセットのものに交換しています。
キットには表示灯へ伸びるコードとそのコードの保護カバーがモールドされていてちょっと感動（笑）こういう小技はうれしいですね。