もう一人のタイガーエース
タイガー1中期型 オットーカリウス搭乗車 タミヤ 1/35
車体下部の部品は、型抜きの都合で直角が出ておらずテーパー(先細り)形状になっている箇所がたくさんあります。
例えば車体後部の出っ張りの部分(Figure.7)の赤線部がそうです。外側へ向かってテーパーがかかっています。
また、内側のカドがパーティングラインになっているので青線のようにせり上がった形になっています(Figure.7およびFigure.8)。
これをそのままにしておくと、いかにもプラモデルっぽい仕上がりになってしまいます。
これをヤスリで整形し、きれいに直角を出してやります(Figure.9およびFigure.10)。
これで、かなり引き締まった感じになります。
リアパネル下部の牽引具も、同様にテーパーが目立ちます(Figure.11)。
これも同様に処理します(Figure.12)。
カカトの部分を削って修正したので、取り付けた時に車体側の切り欠きに隙間が出来てしまいました。その下にあるモールド(矢印)をノミで一度そぎ落とし、上にずらして貼り直します(Figure.13)。
前部フェンダーにあるバリです(Figure.14)。
発売されてから年数の経ったキットはこうしたバリが出てきます。見つけたら丁寧に整形しましょう。
省略されている前照灯の導線コードを再現する場合は、正面装甲板を接着する前にコードの基部へ取り付け穴を開けておくほうがやりやすいです(Figure.15)。
正面装甲板の部品がこのように湾曲していました(Figure.16)。
仮組みしてみると、両端に隙間が出来てしまいます(Figure.17)
このような場合は、クランプ等でしっかりと押さえて接着します(Figure.18)。