The Memory ティフォシの熱狂
F126C2 フジミ 1/20
制作・写真・文章 moppu
モノコック、エンジン、補機類をアンダーパネルに組みつけました。アンダーパネル側面下部はキットの指定では銀+金(ブロンズ色か?)を塗る指示ですが、クロームシルバーに黄橙色を混ぜて吹いてみました。
やっつけですが、シートベルトが映えますネ。今回使用している銀系の色はすべてMr.カラーのメタルカラーを使用しましたので、磨きながら組み立てを行いましたが、かなり磨いておいたもののやはりメタルの粒子がそこここに飛散し、悲惨なことになりつつあります。一部タッチアップ的にタミヤのペイントマーカーの銀も使用していますが、ギンギンですからよーわからんですな。
後のマシンと比べると色の変化にも乏しくて詰まんないですが、ま、どのみちカウルをかぶせると排気管周り以外は全然見えないのです、それも詰まんないのですが・・・
この段階になって初めてインタークーラーユニット周りを固定します、オイルクーラーから延びるパイプがパーツになっているのに驚きますが、エンジンにはちゃんと繋がっていません(笑)、見えないんだから、というんなら最初からなくても良さそうなもんですが、面白いです。ロールバーからエンジン後端に伸びるステーは組む前は疑心暗鬼でしたのですが、なんとほぼ修正要らずでカウルをかぶせても干渉することなく合っています、この精度とインタークーラーユニット周りの精度(の悪さ)はとってもアンバランス。
パイピングなどディテールを追加したいところですが、カーモデル初心者としてはヘンな野望はアダ(笑)。無理せず、完成を目指します。だって、この後控えるボディの塗装の方が一層大変なのであります・・・
ちらっと見えるステアリングポストの黄いない跳ね馬がポイントになっています。上下のカウルの勘合はこの時点で仮組みしてみたところやはりあまりよくありませんで、最終的には接着固定することになりそうです。ということはこの姿は見納めになりそうな・・・
ボディカウルは整形後1度めのサフ吹き、不十分な箇所をペーパー掛けし、2度目のサフ吹きをして、2000番のペーパーを当てた状態ですが、まだ研ぎ作業中。アンダーカウルに載せて全体の雰囲気を見てみます。自称AFVモデラーの性か、どうしても早く全体の形を見たくなってしまうのでありました・・・
エンジンはこの程度しか見えなくなってしまいます、タイアが付いて、リアウィングが付けばほとんど排気管しか見えないのです、なんか悲しいような気も・・・
真後ろから見てもこんな感じ、ウィングカーと云うのはもっとアンダーパネルが表情豊かだったような記憶でしたが、後のディフューザーのようなものもなく、本当にボディ部分だけでダウンフォースを産み出していたことが分かります、サスペンションアームもフロントはやや扁平になってはいますが、空力を考慮した形状ではないですね。
このころのF1マシンはもっとコックピットが前に位置していたような記憶がありましたが、それほどでもありませんね、記憶はあてになりません(笑)
ノーズの形状はもうちょっとシャープなイメージもありますが、実にこのマシンて1982年当時はアタシはあまり好きじゃなかった…フェラーリとか巨人とか大鵬は嫌いな天の邪鬼だったのでありました(笑)
ボディカウルは側面との接合部分がちょっと浮いてしまっています、これ以上フィットさせるためには内部のパーツの形状をいじるかボディ裏側をもっと(これまでにもかなり削っていますが)大胆に削る必要があります。ですが、パーツは触りたくないし、ボディも仕上げの工程を考えるとある程度強度は保ちたい、というわけで、接着固定するに問題のないこの程度で一旦終えることにしました(判断としては中途半端だなあ、とは思いますが・・・)