The Memory ティフォシの熱狂
F126C2 フジミ 1/20
制作・写真・文章 moppu
ボディの塗装
カーモデルの塗装の手順はいろいろな場合があると思いますが、今回は各手順の合間合間に出来る限り塗装面を平滑にしながら塗装作業を進めていきたいと思います。ピンク色に吹いたサーフェサーは2000番のペーパーで研いだあとタミヤのコンパウンド(細目)で磨きました。(写真左)
さらにコンパウンド(仕上げ目)で磨きます。照明がボディに写りこむようになりました。(写真右)
サーフェサーの段階でどこまで表面を出すか、についてはいろいろな意見があると思いますが、とにもかくにも私の場合はこれまできれいな仕上がりに出来たことがないので、その反省を踏まえ、出来る限り本塗装前にも平滑な塗装面を出しておきたい、と思っての作業であります。ペーパーやコンパウンドを使う際は一段階の作業ごとにボディを洗い、削りカスや磨き粉の余分などを落とします。まだまだ部分的に梨地に近い箇所もありますが、これで本塗装にかかることにします。
本塗装の塗料は当初の予定通りガイアの003番ブライトレッド。薄め液はガイアのT07モデレイトを使用します。エアブラシは普段AFVには0.2mmの口径のを使用していますが、0.3mmを使いました。
薄める程度は塗料1に対して溶剤が3くらい、エアブラシのノズルを模型にぐっと近づけて吹きました。吹き始めはエッジなどどうしても薄くなってしまうところから始めます。
エアブラシはなるべく塗装面の上で行ったり来たりせず、吹き返しをしないように気を付けますが、写真のように最初の段階ではあまり気にしていませんでした。次第に吹きつけの塗料の量を多めにしていきます。
一度目の塗装を終えた状態です。まだ均一に吹けていませんでムラになっているのが分かります。が、エアブラシの吐出量を上げていくとホコリが付きやすくなります、缶スプレーなら一気に吹けるところもエアブラシでは時間もかかりますので、ホコリも付きやすくなる気がします。案の定塗装面にホコリが付いてきましたので、一旦終了としました。乾燥後ペーパーを当ててホコリ取りの作業をします。
同じ一度目の塗装を終えたところ、吹きムラもあり、吹き加減もあり、で全体にツヤが失われてしまっているのがわかります。ホコリの問題がなければ、このまま間をおいて吹き重ねていきたいところですが、慎重に。まだきちんと発色もしていませんね、ヘンな色です。
一度目の塗装から数日間隔をあけてホコリを2000番のペーパーで落とし、二度目のボディ色を吹きました。その際に全体にもう一度2000番のペーパーを掛け、さらに細目~仕上げ目のコンパウンドをかけました。
中研ぎというのは基本的にはクリアを吹いてからの作業のようですが、今回はボディ色の段階で中研ぎしちゃったことになります。また一度目の塗装後の写真と比べて色自体もちゃんと発色してきているのがわかりますね。
この写真ではあまりよくわかりませんが、吹きっぱなしの状態である程度ツヤが出てくれています。一部に塗料のタレが生じてきましたので、二度めの塗装はここで終わることにします。今回はホコリも目立つほどにはなさそうですので、一旦このまま乾燥させてさらにボディ色を吹いた方がいいか、デカール貼りに移れるか、検討してみます。(結局もう一度吹くことになりました、都合3回に分けて吹いたことになります)
ボディ色をどの程度の量吹けばいいのか、は一概には言えませんで、発色の具合、塗装面の状態(平滑にできているか、それともかなりペーパーを当てなければならないか)によってこれなら、と思えるところで終えてみることにします。