The Premium エンツォの遺産
ENZO タミヤ 1/20
制作・写真・文章 hiroz
F50が駄作に終わったその後のフェラーリは記念作として「後が無い感」からか相当力を入れて作られたのがこのエンツォであるといわれているとかいないとか。カーデザインは奥山清行氏率いるピニンファリーナ。なんとか成功を収めたらしいです。TVカーグラフィックでも言われてましたw
今回はなるべく簡単に丁寧に作れば飾ってよしのコレクションに。適度な大きさの1/24を作ります。
キットはタミヤ製の赤エンツォ。少々お金をだして1200円程度ですがスタジオ27のエッチング程度は使うことにしました。コレくらいはね^^:
箱を開けます。緊張とドキドキの瞬間ですね。まぁ、一回はお店で開けて確認しているのですけど。最近はそんな確認作業が出来るお店も少なくなってきてとても悲しいことです。
話は戻って。キットにはある程度の付属品が着いていました。カーボンデカールとエッチングのような金属シール。フェラーリの文字を刻印した物、透明パーツ用のマスキングシールなどオマケ感たっぷり。
これが別途用意したスタジオ27のエッチングです、少々かぶったところもありますが今回これを活用します。
パーツチェックを行います。全てのランナーに欠品が無いかを確認し、ランナーの端に目立つようにガムテでナンバリングを行います。HAFでは5枚以上なら必ず行います。効率化は失敗を防ぎ大事な作業ですからね。
エンジンから組み始めます。本来ならボディの塗装工程を優先するのが一般的なカーモデルの組み立てなのですがこのエンツォはボディの分割が多く最後に外装を貼り付けるような感覚です。まるでガンプラMG?なのでインストにあるとおりの工程を踏んでいくこととしました。もしかしたらどこかで脱線するかもしれませんけど。
パーツは丁寧に切り離しします。塗装の都合上出来るだけ固まりになるようにします。
どの御仁もこのメッキパーツにはお困りのようです。私も例外ではなくこのパーツはメッキが邪魔。一旦切り離したところは本来のプラ色が露出します。それをリタッチしたところでかっこ悪い部分が露呈するのは火を見るより明らかです。よってこのメッキを剥がす作業が必要になります。
簡単な方法ですがメッキは金属ですのでイオン化させればよろしい。キッチンハイター:水を1:1でジップロックで漬け込みます。1分くらいですがすでにメッキがはがれてきていますよ。(写真左)
1時間も経たないうちに全てのメッキが剥がれました。ここでメッキされているのはエキゾーストパイプ類、マフラー、ご覧のようにホイールですな。後ほどシルバー塗装していきます。(写真中)
銀色に塗装する手前の作業として一旦黒で下色を整えてやります。こうすることで銀色をムラなく綺麗に発色させられます。(写真右)