エル・アラメインへ~ラムケ降下旅団 1942 エジプト
キューベルワーゲン82型 MM304 タミヤ 1/35
基本塗装
そうはいっても匂いの問題は少々なことでは克服できません、で、基本塗装などにはできるだけガイアの塗料を使用していきます。
ラッカー系でMr.カラーとの混色も可能な塗料ですが、匂いはMr.カラーに比べればまだ我慢ができる(あくまでも個人の感想であります…どこかのCMみたいですな)のでありました。
ガイアからはアフリカ用の塗料として4色セットのものが発売されていますが、今回はそのうち1942年のブラウン(207番)を使用しました。
ドアは別に塗装しましたが、207番ブラウンに白を足して明るくしたものを全体に吹きました。
次いで、さらに白を足したものを吹きました。このときキューベルワーゲンの特徴であるリブは面倒ですが一本ずつマスキングして明るくした色を吹いておきました。
もっとも明るい色はさらにその上からカラーモデュレーション風に吹いて、都合3段階ほどのブラウン(というよりサンド色というほうが合っていますね)を吹いてあります。(写真左)
タイアはファレホのダークラバーで筆塗り、シートと幌はファレホのグレイ系の色を適当に混ぜて塗っています。(写真右)
デカール貼付
キューベルワーゲンの組立説明書からラムケ旅団で使用されていた、というマーキングを選び、デカールを貼りました。
なぜか空軍所属車両(登録ナンバーがWLで始まる)ではなくて国防軍(WHで始まる)になっていますが、これはたぶん実車の写真が残っているのでしょうね、国防軍所属車両なのはどこかから調達してきた車両であったのでしょうが、ラムケ旅団を示す菱形の「R」マークは前後に入っています。
フィギュアのフィッティング
デカール貼付後乾燥させてつや消しクリアを吹き、この段階でフィギュアを車両に乗せてしまいます。
ドライバーの両手の位置がやや不自然に浮いてしまいますが、ま、目立たないし…、助手席の将校は塗装作業中に実は左手を紛失(折れちゃったのでした)してしまい、ストックにあった適当な左手をでっち上げ、同時に短機関銃を保持している感じにしてみましたが、これはキットのデフォルトにはないアレンジであります。
後ろの降下猟兵の顔が気に入りません、どうも表情に乏しい結果になってしまいました…
さて、車両の方はフィギュアを乗せ(固定してしまいます)たあと軽く油彩で墨入れを行い、ファレホでチップを描き込みました。
フィギュアも実際にはここまでに肌色の塗装を(黄色目を強め)行い直し、また目も可能な限り描き直していますが、さすがに年に数体の製作実績ではこれが限界でありました…
キューベルワーゲンはウォッシュをほとんど行っていない程度に控えめとし、元の明度を失わないようにしてみました。