バストーニュへ~ドイツ最後の反撃を阻止せよ 1944 アルデンヌ
M4A3シャーマン 105mm榴弾砲搭載型 MM251 タミヤ 1/35
墨入れと雨だれ跡(ストリーキング)の再現の課程の写真を撮っていたはずなのですが、なぜか紛失してしまって見当たりません。ちょっと申し訳ないのですが、これにて戦車の作業はほぼ完了に近づいてきました。
えっ?転輪のゴムの塗り分けが終わっていないって?
今回は黒い腐葉土のアルデンヌの森の中を走ってきて真っ黒に汚れた足回りですから、転輪のゴムの塗り分けは必要ありません。というか、戦車の足回りって割とドロドロで、転輪のゴムの色がほとんど分からない事ってざらにあります。そんなときは塗らなくてもいいんです。決して手抜きではありません(+_+)\バキッ!
さて、戦車に関しては残るは汚しになるのですが、こちらは地面と一緒に行うことにします。そこで次に地面を作るためのベースを用意することにします。
フィギュアの塗装
最初に顔を塗装します。まずはラッカー系塗料を使ってエアブラシで下塗りです。私がメインに使うアメリカーナは扱いやすいのですが塗膜が弱くすぐにはげちゃうので、保険の意味で下塗りをしておきます。
顔を肌色で塗るのですが、少々はみ出ても大丈夫です。手も肌色で塗ったのですが、よく考えたら冬のアルデンヌです、当然手袋をしていますよね。物資豊富な米軍ですからね。
続いてアメリカーナの肌色(フレッシュ・トーン)で全体を塗ります。アメリカーナは隠蔽力が強いのですが水性なのでプラの表面ではじきます。幸い乾燥が早いので2~3度塗り重ねればきっちりと塗装できます。
さらに影色のバーントシェンナを薄く溶いたものを凹部に流すように塗ります。顔のほぼ7~8割くらいは塗ってしまいますから、顔が真っ赤になります。
そしてもう一度肌色で境界をなじませるのですが、今度はかなり薄めに溶いてグラデーションになるように何度も何度も塗り重ねます。肌色とバーントシェンナを混ぜた色なんかも使ったりします。(写真上左)
バーントシェンナはどれだけ塗り重ねても赤茶色にしかなりませんから、さらに濃い影色として焦げ茶色(アスファルタム)を影になる部分にだけ入れます。こちらも中間の色などを作ってなじませます。
アメリカーナは油彩やエナメルのように後から溶剤でなじませるブレンディングという作業ができません。ファレフォなどと同じように薄めた塗料を何度も塗り重ねることでグラデーションを作ります。キレイなグラデーションにはなりませんが、実用上は十分かと思いますよ。