バストーニュへ~ドイツ最後の反撃を阻止せよ 1944 アルデンヌ
M4A3シャーマン 105mm榴弾砲搭載型 MM251 タミヤ 1/35
シャーマンを初めとした米軍の戦車にはヘッドライトやホーンにはガードがついています。これは実車ではそれほど厚い鉄板で出来ていないので1/35にすればかなりの薄さです。エッチングパーツを使えば簡単なのですが、ここはひとつフェンダーと同じように薄削りをしてみます。ハンドリューターで削るのですが、こうして拡大してみるとヨレヨレです(汗)。
これは車体の後部です。両端には予備履帯を納めるラックがあります。左側のラックの内側のパーツが白い色をしているのはプラ板で自作したからです。とはいえ、タミヤのパーツに問題があったのでは無く、単にパーツを無くしたので自作しただけです(+_+)\バキッ!
パーツを無くすと製作のモチベーションがグッと下がるのですが、こんな簡単な形状のパーツならばまだまだ自作が可能です。プラモ作りも長くやってると打たれ強くなりますね。
エンジンデッキの上にはハッチを上げるためのハンドルがついています。タミヤの古いキットではこれらは全部板状になっていますので、切り飛ばして0.5mmの真鍮線で置き換えました。(写真左)
運転手と無線手のハッチの取手も真鍮線で置き換えます。ハッチについたペリスコープにははやりガードがつくのですが、これがなかなか繊細でして、自作は困難なので無視します(笑)。
車体前部に取り付けられた機関銃は銃口を開口します。これも戦車プラモでは定番の作業です。今回はさらに銃身に開けられた放熱の穴を追加します。銃身の真上と真下は金型の合わせ目でして、ここにパーティングラインがあります。金型の抜きの関係でここにはモールドが入れられませんから、放熱穴は省略されていました。そこに0.6mmのミニドリルで他のモールド同様に浅い穴を彫って追加しました。
ヘッドライトの加工をします。ヘッドライトは右のように通常の色プラで成形されています。これを銀色で塗るのが通常の作業ですが、今回はもう少し手を入れてみます。まずは左のようにバードリルでレンズ部分を彫ります。(写真上左)
中をタミヤのペイントマーカーのクロームシルバーで塗ります。おっと、その前に流し込み接着剤で表面をならしておきます。これでテカテカになります。(写真上中)
レンズの代りに透明の樹脂を埋めることにします。レンズには縦の線が入るのですが、さすがにそこまでは再現できませんから、これでガマンです。(写真上右)
透明樹脂として使ったのはHIQパーツの瞳用ジェルクリアです。チューブに入った樹脂の元をヘッドライトに詰めます。少し多めに詰めれば表面張力で真ん中が盛り上がりレンズっぽくなります。次にその樹脂に紫外線を当てて硬化させます。紫外線はこのセットに付属しているLEDを使います。LEDを発行させるのに使う電池は別に電気店で買い求めました。(写真下左)
マスキングをするためにレンズの形にマスキングテープをポンチで打ち抜きます。(写真下中)
丸く切り抜いたマスキングテープを貼り付けてマスキングします。(写真下右)
車体にヘッドライトを取り付けました。これにて車体の組み立ては完了です。続いて砲塔の組み立てに入ります。