バストーニュへ~ドイツ最後の反撃を阻止せよ 1944 アルデンヌ
M4A3シャーマン 105mm榴弾砲搭載型 MM251 タミヤ 1/35
冬期迷彩
箱絵の再現を目指していますから、箱絵の通り冬期迷彩を施します。基本塗装やデカールはクリアで保護されていますから、この上から塗膜の弱い水性アクリル塗料のアメリカーナ(ホームセンターで売っているトールペイント用です)の白を薄く吹き付けます。箱絵のイメージを重視して、あえてムラムラに吹いてあります。ホントです(笑)。
綿棒にアクリル溶剤を染ませて、アメリカーナをこすり取ります。冬期迷彩は春になったら落とさなければいけないので、通常は水性の塗料で塗られていました。ですから雨(雪かな?)にされされてすぐにハゲハゲになってしまいます。それでこんなみすぼらしい(笑)姿にするのです。
エッジは特にガッツリ落としています。箱絵でもエッジはほとんど白が残っていませんからね。
装備品など細部を塗り分けます。使用した塗料は金属部分がクレオスのメタルカラーのダークアイアン。木の部分が水性アクリル塗料のアメリカーナのトラッド・ロー・シェンナという色です。
メタルカラーは乾燥後に綿棒などでこすると渋い金属光沢がその下から出てきます。ちょっと見本の瓶が汚くてすみません(汗)。
アメリカーナは乾燥が早くとても扱いやすい上に、このボトル1本で59mlも入って150円~200円程度で買うことができ、大変経済的です。唯一の欠点は塗膜が弱いと言うことですが、この経済性は大変魅力です。またアメリカーナなどのトールペイント用塗料は乾燥が非常に早いため、調色して取っておくことが出来ません。そのため最初から調色済みで売られている色数が非常に多いのも魅力的です。一度大きなホームセンターを覗かれると面白いですよ。
エナメルの焦げ茶で墨入れを行います。適当に筆で墨入れをする箇所に塗料を塗りつけ、乾燥後に溶剤を染ませた筆で拭き取っていきます。この乾燥後というのがミソで、乾燥前に筆で拭き取ると跡形も無く拭き取られてしまうので、意味が無くなってしまいます。
さらに車体にランダムに太さや長さを変えて雨だれの痕を筆で描きます。こちらもかなりおおざっぱでかまいません。そしてその雨だれの元が乾燥したら溶剤を染ませた平筆で垂直方向になでるように拭き取り、雨だれの筋を残します。