i-modellers 4号　ベンガジへ～砂漠機動戦の立役者たち　1941　北アフリカ

部品B19とC23は、実物はたぶん薄っぺらいはずなので、縁を裏側から薄く削っておきます（Figure.12、13）。全体に緩やかにアールを付けて削っておくと自然です。

その後は、装備品等をどんどん付けていきましょう。ただし、A29ジェリカンは、塗装してデカールを貼った後に取り付けます。

車体後部のカバーC18は、下にあるC19の縁が干渉してうまく落ち着きませんので、C19を少し削って調整します（Figure.14　赤線部）。

排気口（C20とC21）は下を向いているので完成後はほとんど見えないとは思いますが、一応開口しておきます。

まず、開口面のパーティングラインを処理し、平らにしておきます（Figure.15）。
マジック等で着色しておくとやりやすくなります（Figure.16）。
軽く十字にけがきます（Figure.17）。

交点に案内穴を開けたら、ピンバイスで開口します。縁が薄くなってきたら、ドリルでは破ってしまうので、ナイフで削り込みます（Figure.18）。
このような小型のリーマも、あると便利です（Figure.19）。
出来上がりです（Figure.20）。銃口等の開口も同様にできますよ。

細かい部品を付けていけば、ひとまず車体の組み立ては終了です（Figure.21）。



砲塔のメッシュには、エッチングパーツが用意されています。エッチングパーツを折り曲げるのには、いろいろ試した中ではタミヤの「クラフトピンセット」が最高です（Figure.22）。手で握り込むペンチ状のエッチングベンダーより、細かい作業に適しています。ぜひお試しあれ。

このメッシュは、ここで付けてもいいし塗装後に付けてもいいでしょう。今回は、筆者は後者でいきます。