i-modellers 4号 パリへ~第3戦線つかの間の休息~ 1944 北フランス

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パリへ~第3戦線つかの間の休息~ 1944 北フランス
  ブレンガンキャリア MM175 タミヤ 1/35

制作・写真・文章 hiroz

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プロローグ

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1930年の世界恐慌時イギリスの財政不安のもと装備の近代化を考えていた政府と英国軍は低コストを実現したこの車両、実は妥協の産物だったそうです。ところが低価格故か各国はこの機動力のある軽車両がもてはやされたとあります。そのうち多くのバリエーションが開発され、標準型Mk.1があり、発展型Mk.2が開発されました。その中でブレン軽機関銃を搭載した物がこのブレンガンキャリアーです。

ブレンガンは毎分540発撃てる機関銃でしたが、一方ドイツのMG34はその倍だったそうです。ですが、故障の少ない信頼の高い機関銃だそうです。

搭乗者は4名で、搭載エンジンはフォードV8エンジンで最高出力85psで時速48キロ/時間という軽快な走りを実現したといいます。

そんな戦場の痒いところに手が届く的な一般兵人気の軽車両。政府のお財布事情にもやさしいこいつは当然屋根の無いオープントップです。それゆえ自走砲と同じように内部に塗装を先に行って組み立てるという若干のコツがありますけど手順を追っていけば、かわいらしい履帯付き車両として完成します。今回は1/35付属フィギュアを絡め、地面を作製し小さなヴィネットを作りたいと思います。

車輌編

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ランナーを見ます。フィギュアがヨーロッパ戦線とアフリカ戦線用に3体づつ付属しています。ポーズもかなり良作です。こんなフィギュアと出会うことが出来て幸福感を感じるほどですね。(写真左)

なんといいましても顔の彫りが深い。塗装の時にとても楽が出来ます。1/35ともなれば顔の皺なんて省略されていますから、かなり書きこまねければ顔っぽくなりません。目なんてとてもとても重要なんですよね。初めからこれくらいの造形のフィギュアがついているとはさすがタミヤと言いましょうか。素晴らしいね。(写真中)

こちらはアフリカ戦線用です。(写真右)

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いろんなパターンでデカールが付属しています。これらのうちヨーロッパ戦線のものを使うとしますね。(写真左)

履帯はPS樹脂製の履帯です。この大きさでプラで組むと大変ですが、ベルト式に出来上がっていますので非常に楽に作ることが出来ます。組み立て式で行うなら組み立て苦労は倍以上になると思います。今回のレギュレーションでは箱の中の物以外は使わないと言うことですのでAFVモデルの定番デティールアップの履帯はこのままキットのものを使用します。(写真中)

ランナーに番号を振付けます。ガムテープを適当に半分に折って貼り付け、そこにマジックでランナー記号を書くだけですが、組み立て時の効率が上がります。
ガンキャリアーは内部が外からみえるむき出しのオープントップ車両です。ゆえに内部の塗装から始めなければなりません。内部の床、壁になるパーツを拾い出し、まずはそこの内面から塗装を行うことにしました。(写真右)
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こちらが床面になる物。エンジン貨物室のあたりですね。これらも内側に来ます。更にはほぼ垂直に立ち上がりますからもしも組み立てた後から塗るとなると狭いところをエアブラシの先を下に向けてシュシューと噴くことを想像してみてください。絶対組み立て前に塗装するのが良いに決まっています。塗り残しは無いほうが良いと思っていますのでこうしました。

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