密命の翼~ブーゲンビル上空の刺客
ロッキード P-38Gライトニング ”ブーゲンビル” ハセガワ 1/48
仕上げ
墨入れを行います.エナメルのフラットブラックとフラットブラウンで作った焦げ茶色を筆でパネルラインなどに塗ります。そりゃもう適当で、はみ出し何て全然気にしません。ただし、写真のようにちゃんと乾くまで待ってくださいね。そして乾いたら平筆に溶剤を染ませて拭き取っていきます。(写真上左)
機体の上面はこうなりました。(写真上右)
スジ彫りにキレイに墨が入っています。(写真下左)
おっと、垂直尾翼に塗った銀が溶け出してしまいました。エナメル系で塗ったことを忘れてました。ちゃんと保護しておかなくてはいけませんでした。後で修正をします。修正は溶剤で銀を拭きとって行います。オリーブを重ね塗りするより簡単でキレイです。
車輪などは墨を流してそのままにしました。(写真下右)
墨入れ完了です。この後機体上面を油彩で白っぽくフィルタリングをしようかと思ったのですが白がスジ彫りに残ってしまい、かえって変なことになってしまいました。退色表現や光の表現で明度差のグラデーションを欠けたい場合は墨入れの前に行い、ラッカークリアで保護してから墨入れに入るべきでした。このあたりは完全に経験不足ですね。
くよくよしても始まりません。残った作業を行って仕上げてしまいます。
まずは翼端灯です。銀を下地に塗りその上にクリアを塗ります。裏面にもありますから忘れないようにね。(写真左)
注意書きのデカールをキャノピーの枠に貼ります。(写真中)
エナメルのクリアにフラットベースを混ぜたつや消しクリアをつくります。フラットベースはいれすぎると乾くと真っ白になるので、ちょうどいいつや消し加減になるようになんども調整しなおします。もちろんキットではなく別のところで確かめます。
ちょうどいいツヤの状態の塗料が調合できたら筆塗りでプロペラに塗ります。これでプロペラだけつや消しにできました。(写真右)