i-modellers 5号 俊翼~母艦雷撃隊最後の一槍

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憂愁の翼~母艦雷撃隊最後の一槍
  中島 艦上攻撃機 天山 ハセガワ 1/48

制作・写真・文章 hiroz

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中島B6N ハセガワ1/48の天山を作成したいとおもいます。

この飛行機はwikipediaによりますと、昭和15年から開発され、名称は山にちなむものとすることから
それまでBKと呼ばれていたものが開発3年後からは昭和18年「天山」という名が与えられました。

スタイリングは胴体太さと広々とした主翼の大きさ、なんとなく寸詰まりな感じがします。当時の関係者らも同じ「寸詰まりイメージ」だったようです。

エンジンは火星エンジンで出力1800馬力水エタノール燃料で駆動。エンジントルクの特性から左に旋回する癖があったそうです。それゆえあらかじめ垂直尾翼の取り付けを3度BN2型からは2.1度の角度をつけていました。

また魚雷などは機体内に収めるのではなく胴体直下に懸吊する方式。これも水平雷撃時には水面との激しい衝突による兆弾を避けるために若干頭を下に下げた角度で吊るされるようになっていたそうです。さらには油冷機構との干渉を避けるため正中線より若干向かって右に位置することで解決しました。垂直尾翼やら、いろんなところを補強したとあります。
一式陸攻と同じインテグラル燃料タンクをつけていました。こちらはセミインテグラルであったそうですがおかげで航続距離が長いとのことです。でも燃料タンクに当たったことを考えるとちょっとこわい?

これら四苦八苦した開発の歴史を知った上でキットを見てみると感慨深いものがありますね。
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ではインストのチェックから
赤いチェックペンで貼り付け挟みこむ部分は早めに接着し時間短縮を図るようにしました。結局1ヶ月以上かかってますけど^^;(写真左)

まずは魚雷エンジンカウル、タイヤなどの挟み込んでモナカ方式で接着面が表に出るパーツを接着します。
接着ヒケを出さないようにするには早く接着し長時間放置することが大事だからです。そのため接着後乾燥を強くするために日中は部屋の暖まる場所に放置し数日そっとしておきました。ほかの接着面もほぼ同様にしております。(写真右)

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主翼先端部部は接着面を均してから接着します。丸い形が見えると思いますがこれは押し出しピンです、周辺にはバリがあって接着後寸法が増えて狂ってしまう可能性もあります。(写真左)

下面には魚雷を吊るすため、あらかじめ穴を開けておきます。塗装後でもいけますが早めにあけておくほうがよいでしょう。(写真右)
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機内に装着するアンテナです。ピースマークみたいな形ですがこれくらいなら金属線で自作してみました。ちょうど0.7mm錫メッキ線を持ち合わせていましたのでこれを適当な丸棒でくるりとわっかをつくりハンダであの形状に作成しました。(写真上左)

ワッカ作りはキサゲで行いました。(写真上右)


下にあるのは耐熱用にタイルを敷いています。線の下にはマスキングテープで固定し暖めたパーツをハンダめっきしたハンダこてをすっと当ててやるとこんな形にハンダできます。(写真下左)

ペーパーで適当に形状を整えておk。(写真下右)

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