i-modellers6号 07Bグフにもエース専用機が存在した!? 受領されなかった、主(あるじ)なき機体

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07Bグフにもエース専用機が存在した!? 受領されなかった、主(あるじ)なき機体
  HGUC 1/144 MS-07B グフ

制作・写真・文章 Bluebell

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プロローグ

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なぜか2号おきに寄稿させていただいております、Bluebellです。基本的にAFVモデルを作るのが好きですが、プラモはなんでも作ってみたい派ですのでガンプラもたまには作ります。
ガンプラは「キャラクターモデルの一つ」ではない、もはや独立した一模型ジャンルであり、モデラーの数だけ作り方があると言ってもいいでしょう。私がガンプラを作るときもほとんどがいわゆる「オレ設定」で、こんな楽しみ方が出来ることもスケールモデルとの違いではないでしょうか。

さて、今回制作するのは、HGUCの「グフ」です。
でも、「グフ」というとどうも「ランバ・ラル専用機」のようなイメージがありませんか?


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それではつまらないので、「黒い三連星」のガイア大尉仕様にしてみたいと思います。モチーフはこの旧ザクです。

設定としてこんな想像を膨らませてみました。〔ホワイトベースとガンダムを討つためにエースパイロット集団「黒い三連星」が招集されることとなり、地上戦ということで乗機はMS-07Bグフが準備された。機体は彼らのパーソナルカラーに塗装され、シェイクダウンまで済んであとは引き渡しを待つばかり。ところが、時を同じくして最新鋭機MS-09ドムの開発が終了し、その1~3号機が急きょ彼らに与えられることとなった。そのため、結局この07Bが本来の主(あるじ)を迎えることはなかった…。〕

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Step.1

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キットの中身はこれだけで、しかも低価格。でも、バンダイ独自の「色プラ」技術で、組んでシールを貼ればちゃんとそれらしく出来上がるのですから大したもんです。
それと、もうひとつのガンプラ特徴として「スナップフィット」があります。ダボのハメ合わせによる、いわゆる「圧入」だけで組んでいくので接着剤いらずなのですが、筆者はこのスナップフィットを嫌いな理由がいくつかあります。
まず、塗装をする際に塗料の成分が浸透してプラをもろくしてしまい、力のかかっているところが壊れてしまうことがあります。
それと、圧入の抵抗でダボが奥まで入りきらず、パーツが浮いたり隙間が空いてしまうことがあります。これが何より作品をオモチャっぽくしてしまいます。
また、「組む=本組み」ですので、仮組みができません。うっかり間違って組んでしまった場合(例えばポリキャップの仕込み忘れ)、外すのにとんでもない苦労を強いられます。

ですので、私は基本的に接着剤を使って制作することにしています。このキットではABS樹脂のパーツはないようです(Figure.2)ので、すべて普通のプラモデル用接着剤で大丈夫です。
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スナップフィットをやめるには、ダボのハメ合わせを緩くしないといけません。これには、オス(突起)側を斜めや短めに切り飛ばす方法がありますが、この方法では圧入のストレスを完全に取り去ることはできません。筆者は、メス(穴)側のほうをドリルで広げてやることにしています。これなら組み立ての際の位置決めとしての役割を残したまま、完全に力がかからないようにでき、簡単で確実です。

まず、ダボの径を測ります。HGUCのキットの場合は、丸ダボの太さはだいたい2種類しかないようです。
個のキットでは、太いほうは約2ミリ(Figure.3)、細いほうは約1.5ミリ(Figure.4)です。


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