07Bグフにもエース専用機が存在した!? 受領されなかった、主(あるじ)なき機体
HGUC 1/144 MS-07B グフ
続いて、照準器(?)の眼の部分をセンサーらしく工作します。
まず、ドリルでくり抜きます(Figure.21)。
透明部品のランナーを使ってセンサーのレンズを作ります。そのままでは太くて入らないので、伸ばしランナーの要領で少し細くします(Figure.22)。
先端を軽く火であぶって少し溶けたところでガラスに押しつけると、表面が平らでとても透明感のあるレンズが出来上がります。
これを、あえて薄く切らずに厚みを持たせて切り出します。(Figure.23)。この方法でモノアイのレンズも作っておきます。いくつか作って、出来の良いものを選びます。
横と奥の面を蛍光ピンクで塗装した(Figure.24)うえにシルバーで裏打ち塗装をします(写真のレンズはモノアイ用です)。塗装には「タミヤ・ミニ四マーカー」の蛍光ピンクと「ペイントマーカー」のシルバーが便利です。マーカータイプの塗料は、このようなわずかな部分の塗装に、道具や後片付けが不要でとても重宝します。
レンズに厚みを持たせたので、完成後には奥行き感のある不思議な印象のレンズになる(Figure.25)ので気に入っていて、いつもこうして作っています。この写真は塗装前なので分かりづらくて残念です。
モノアイを埋め込む部分も穴を開けておきます(Figure.26)。フラットブラックで塗装後に、先ほど一緒に作ったモノアイのレンズをはめ込んで接着しておきます。接着には、ウェーブの低白化タイプの瞬着を使いました。
ところで、頭部のアンテナ(?)のデザインが気に入りません(Figure.27)。筆者としては、あくまでコイツは「中隊長マークの羽根飾り」なのです。余分な出っ張りは切り落として、全体にふっくらと丸みを帯びた形に削って修正しました。
あとは、一部のパーツのヒケをパテで埋めたりして、塗装前の工作は終了しました(Figure.28)。