i-modellers6号 07Bグフにもエース専用機が存在した!? 受領されなかった、主(あるじ)なき機体

07Bグフにもエース専用機が存在した!? 受領されなかった、主(あるじ)なき機体
  HGUC 1/144 MS-07B グフ

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≪STEP.5~塗装≫

それでは塗装作業に入ります。
接着線を消すのにヤスリがけ等をして面が荒れていますので、下地処理のためサフを吹きます。筆者は、特にサフについては基本的に缶スプレー派です。エアブラシを使うと後の掃除が面倒ですし、サフにはそもそもある程度の厚みも必要だからです。下地処理の必要がなく、単に下地の色を統一したいだけならサフである必要はなく、むしろガイアの「アルティメットホワイト」等のほうが向いています。ただ、塗料にラッカー(溶剤系アクリル)ではなく水性アクリル等を使う場合は、むしろプライマーのほうが必要です。
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持ち手には、ハイキューパーツの「ペインティングクリップ」が抜群に便利です。

白い部分は、ガイアカラーの「ニュートラルグレイ1」を使いました(Figure.30)。グレイと言うよりはほとんど白と言っていいほどですが、白とは微妙に違う色合いです。

パープルの部分は、ガイアカラーの「ラベンダー」をベースに、色の源で少し濃くしました(Figure.31)。実は二の腕の部品を塗り忘れていて、再度色を作り直して塗ったのですが、うまく色が合わずに微妙に残念なことになってます…。

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カラーリングは、当初のHGUC「ザク1」からMGの「MS-06R黒い三連星仕様」のイメージに変更して、黒い部分は青っぽくすることにしました。
Mrカラーの326番をベースに、黒等を混ぜてみました(Figure.32)。
塗り忘れがあってもいいように、今度は多めに作りました。

使ったカラーがどれもグロス色なので、テカテカです(Figure.33)。
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脚の甲など黒い部分は、ブラックに若干のミッドナイトブルーを混ぜて色調を整えたつもりでしたが、塗ってみるとただの黒とほとんど見分けがつきません…(Figure.34)。

ホントはAFVのような色調グラデーションを軽くかけるぐらいはしたかったのですが、あれもこれもと欲張るといつまでたっても終わらなくなります。今回は時間がなくなってしまいましたので、これで塗装は終了です(Figure.35)。

胸の部分にガイア大尉のゼッケンである「03」のデカールを貼りました。このデカールは、1/35アメリカ軍車両用のデカールの余りから流用しました。あと、胸の横に1/144飛行機のコーションデカールの余りも遊びで貼っておきました。

この後、スミ入れだけしておきます。色の濃い部分はタミヤ・スミ入れ塗料のブラックを使いました。この塗料は、色数は3種類しかないものの、塗料の調合も道具も後片付けもいらず大変便利です。ただし、乾くと拭き取りがしにくくなります(ペトロールのような穏やかな溶剤では拭き取れない)ので、ハミ出しは半乾きのうちに拭き取っておきましょう。それ以外は、タミヤ・エナメルのダークグレイでスミ入れしました。

しっかり乾燥後、最後にツヤ消しクリアーを吹いて全体のツヤを落ち着かせます。クリアー塗料はガイアカラーの「EXクリアー」にフラットベースを混ぜてしっとりしたツヤにしてみました。ガイアカラーのフラットベースはたいへんキメ細かく、上品なツヤ消し効果が得られます。フラットベースを混ぜるときは一気にたくさん混ぜずに、実際に吹いて乾かし様子を見ながら追加して好みのツヤ具合にしていきます。

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