VK.45.02(P)V試作重戦車 1/35 サイバーホビー
制作・写真・文章 根生
先日 i-modellers の NEWS & TOPICSでご紹介したサイバーホビーの新製品、VK.45.02(P)V ですがいろいろと組み立てる上での注意点などを見つけたのでレポートします。
サイバーホビーというのはドラゴンの別ブランドで、特に限定生産の白箱はなにやら日本全国でも販売しているお店は二桁程度しかないらしいのです。それでサイバーホビー製品も他のドラゴン製品のご多分に漏れず、落とし穴満載の説明書となることがままあります。これさえなければ、製品の品質や車輌のチョイスなど言うこと無しなんですけどね(汗)。
車輌やキット内容の説明は先にご紹介しましたので、今回はいきなり組み立てに入ります。
これは足回りの組み立て説明書です。これによるとサスペンションはF10を基準に組み立てるBを4組とF5を基準に組み立てるCが2組必要になるのですが、キットに入っているパーツは、F5とF10が1つずつ付いたFランナーが3枚入っています。ということはBとCはそれぞれ3組ずつしか作れません。あせってFランナーをもう1組さがすのですが、みあたりません・・・
さて、実際に組み立ててみると、説明書の絵の通りにパーツをハイツすると、右側には前からBBCと並ぶのですが、実は左側はCCBとなって、結果BとCは3個ずつでOKということがわかります。なんて人騒がせな・・・
以前作ったエレファントの説明書を引っ張り出してきて確認したら、ちゃんとF5とF10はそれぞれ3組ずつ作ることになっていました。
こちらは無線手席の前にある機関銃です。カラー写真の説明書(右)は以前作ったドラゴンのキングタイガーポルシェ砲塔の説明書ですが、ここに掲載されているJ30とJ27パーツが書き忘れられています。まぁ、これは何度も作っている人にはすぐにわかりますよね。
次は砲塔です。この説明書を見る限りでは主砲は砲塔に直接接着するように指示されています。それまぁ、こんな風に作れないこともないのでしょうが、ランナーはキングタイガーのランナーそのものなので、砲尾のパーツもちゃんと入っています。せっかくなので砲尾も作ってやりましょう。
これがキングタイガーの砲塔の組み立て説明書です。パーツ番号もそのまま同じですから、これを参考に組み立てれば砲塔はちゃんと砲尾も含め、組み立て可能ですし、当然のことながら俯仰します。
ほらね♪