『あ』ヴェンジャー TBF/TBM 1 1/48 イタレリ
飛行機のプラモデルのお約束、まずはコックピットからです。ここの部品の接合具合も良く、ストレスなく組めます。シートベルトは釣り道具の鉛板でそれっぽく付けました。
後部の機銃座はコックピットと違って往生しました。(編集部注:往生するとは本来死んでしまうというような意味ですが、西日本では苦労するという意味にも使われます。中部地方では『往生こく』なんて言い方もします)
何やら機銃を可動式にしたかったらしいのですが、説明書もわかりづらく、仮組してもうまく稼働するどころかまったく固定もせず、しかたないので接着剤でがっちり固定してしまいました。アキュレイトの設計の方の意気込みは買いますが、もうちょっとやり方があったのではないでしょうか。
コックピットが組み上がったのでコックピットの塗装です。飛行機のプラモデルは胴体を貼り合わせるので、その中に入るコックピットを先に塗装しなくてはいけません。
まずは計器盤の塗装です。ラッカーの艶消しホワイトを、エアーブラシで吹いてあります。(写真左)
次にエナメルの艶消しブラックで、真っ黒に塗ります。(写真中)
計器盤のメーターの所を、エナメルシンナー含ませた極細綿棒で、クルッとぬぐってやります。それっぽく薄汚れた下地の白が出てきました。あとは適当に横のスイッチ類を爪楊枝で削って、下地の白を出してやりました。あと赤もあった方が見栄えがいいので、それっぽく計器類に塗ってやりました。(写真右)
コックピットの色はグンゼの「WW2アメリカ陸・海軍機、イギリス空軍機、インテリア塗装色」セットを使いました。このセットの中でも、アメリカ海軍色の351番を使います。
エアーブラシで吹いてみると、この351番は私のイメージしてましたアメリカ海軍機のコックピットの色そのものだったので、色調はせずそのまま生ビンでの塗装にしました。
計器盤くっつけて、後ろの箱を黒で塗り、シートベルトはカーキで塗りました。この辺の色も適当です。雰囲気は出ているからまっいいか、言うことで。
トーンを落ち着かせるためにエナメルの黒でウォッシングしています。
側面も351番を使って塗り、その他を黒で塗り分けました。そのあと側面も、コックピットの下の爆弾倉も、エナメルの黒でウォッシングしました。