暁空の翼~真珠湾上空を制圧せよ!
三菱 A6M2b 零式艦上戦闘機 21型 ハセガワ 1/72
[31] マスバランスのような細かいパーツは、ランナーにつけたままパーティングラインの処理を行い、接着する直前に切り離すようにしています。ワタシ、この手のパーツはホントよく紛失してしまいますので・・・。
[32] 細かいパーツを取り付け、細部の塗り分けをしました。左翼についている棒(ピトー管)は、0.7mm真ちゅうパイプと0.5mm真ちゅう線で作り直しました。マスバランスなどの細かいパーツは取り付けてから面相筆で塗り分けています。航空灯はタミヤエナメルカラーを使って塗り分けると、はみ出しても拭き取れますので、気軽に塗装できます。ただ、定着しませんので、手で触ると塗装が取れてしまうのが難点です。
[33] 機体裏側。主脚は接着せず、アンテナ支柱と同様に接続ピンを瞬間接着剤で太らせて取り付けています。この後増槽を取り付けたのですが、脚納庫カバーが引っかかって、カバーを取り付けなおすハメに陥りました・・・。どうでもいい話ながら、シルバーと青竹色のコントラストがなかなか気に入っております。
完成
赤城搭載機は、真珠湾での活躍を想像して飛行状態で、「トラ・トラ・トラ!」に登場した銀色の零戦は、映画のシーンからの連想で駐機状態で製作しました。マーキングや細部のカラーリングは、色々と資料を調べても諸説紛々で、結局ほぼキットの指示通りにしました。
カラーレシピ(G=ガイアカラー。M=Mr.カラー)
- 赤城機明灰緑色=G 213 灰緑色(1/144用)+G 211 灰緑色(零戦灰緑色セット)
- 銀ゼロシルバー=G Ex-07 EX-シルバー
- 赤城機エンジンカウルなど=G 022 セミグロスブラック
- 銀ゼロエンジンカウル=G 125 スターブライト アイアン
- プロペラなど=G 121 スターブライト シルバー
- エンジン=G 020 ガンメタル
- コクピット=M 126 コクピット色(三菱系)
- コクピット後部=M 116 RLM66ブラックグレー
- 主脚納庫など=M 57 青竹色
- 赤城機オーバーコート=G Ex-03 EX-クリアーの上にG 030 セミグロスクリアー
- 銀ゼロオーバーコート=G Ex-03 EX-クリアー
オーバーコートは、デカール乾燥後に行いました。何故赤城機はオーバーコートを2段重ねにしたかといいますと、私はいつもこの方法でツヤの調節をしているからです。ぬめっとした半光沢にしたい場合は、クリアーの上にセミグロスクリアーを、通常の半光沢の場合はセミグロスクリアーのみ、さらっとした感じのつや消しにしたい場合はつや消しクリアーの上にセミグロスクリアーを噴いています。塗装時の気温や湿度、塗り重ねる回数、ともするとその時の私の精神状態によってうまく表現できないこともあり、あまりオススメできる方法ではないのですが・・・。もっとも、今回は、塗装部とデカールのツヤの差をなくすために、いったんクリアーを噴いておいた、という理由もあります。