憂愁の翼~母艦雷撃隊最後の一槍
中島 艦上攻撃機 天山 ハセガワ 1/48
さて、飛行機の定番として先にコクピット内部を完成させないと胴体を接着できません。内部のパーツを挟み込む形になるからです。パーツ切り出しを丁寧に行い塗りわけをします。ちょっと黄色すぎですかね。インスト見ながら調合したらこんな色になってしまいました。アメリカ軍機内色に似てるな・・・。
コンパネのデカールはマークソフターを塗って
デカールを所定に貼り付け
2分後くらいに綿棒で軽く抑えて乾燥放置します。
組み立てが完了しました。内部をしっかりと見られるのはここまでですので。(写真左)
胴体との張り合わせです。このとき干渉がある場所は数箇所ありました。大体干渉するものとかかったほうがいいでしょう。そんな場合は機内胴体内側を削ったりコクピットパーツの外側を削って胴体パーツが合うまで根気強くパーツをすり合わせます。案外胴体だけの問題のときもありますので何度も何度も合わせて削りを繰り返し行います。(写真右)
主翼を取り付けました。もっともぴったりと合わせてもこれだけの隙間があきました。これはゲンナリしてしまいます。飛行機を始めて作成された人もこれを見たときにこれまで苦労してコクピットやらいろいろ作ってきた苦労もすべて吹っ飛ばされる思いになったことはなかったでしょうか。こういう隙間は仕方ないのです。これがプラモデルなのです。大型パーツと大型パーツは整形時、離型時などでどうやってもひずみができるものです。
また設計自体が悪いのかもしれませんしそれがどこに原因があるのかわかったところで目の前に大きな隙間がある事実は変えようがないのです。そこでこれを補償できる技術を持ち合わせることでステップアップするしかないのです。
隙間を埋める方法はいろいろありますがこの手のパーツ同士の比較的深い細い溝には薄いプラ板を使うのがいいようです。底の深さが計り知れない場所にはパテは不向きです。プラ板の薄いものを用意しここにはさんで接着させます。(写真左)
写真のように挟んでは流し込み接着剤で接着しまだすきまがあればさらに挟んで接着します。はみ出たところはデザインナイフで切り取ったり、彫刻等の丸刀で切り取りました。(写真中)
こんな感じにね。(写真右)