レオパルド0(ゼロ)シリーズ 先行量産型とレオパルド バッチ3 量産型
車体後部 図14、図15
車体後部は量産型とかなり異なります。A4のものと異なり、牽引フックの穴などを埋めておきます。
図14-1、大型の雑具箱がつきます。
図14-2、外部との連絡のための電話ボックスだと思われますが、バッチ1、バッチ2とも異なった形態のものがつきます。
図14-3、真ん中の牽引具をはさんで、左右とも横向きに予備キャタピラがつくようです。
図15-1、量産型と異なり機関グリルに少し高いカバーがついているようです。斜めに削った角のプラ材を用いて製作しました。後でここにメッシュを張ります。
図15-2、先ほど述べた、工具箱です。左側が少し小さいです。
<砲塔>
Aグループの第2次試作車よりイギリス製の新型の105mmL7を採用しています。しかし、射撃統制装置にはだいぶ試行錯誤したらしく、90mm砲装備のⅠA、第1次試作車では測遠式でしたが、ⅡA第2次試作車ではスポッティングライフル式を採用して0シリーズでは再び測遠式に戻しています。
先に述べたとおり、砲塔はタミヤのものです。イタレリのものが使用できればそのほうが楽だと思います。ただ0シリーズは防盾の防水カバーがないためイタレリを用いる場合は、モールドを削らなくてはならないでしょう。タミヤの砲塔は左右測遠機の位置が高くこのあたりの砲塔の幅が広いので、プラ材を裏打ちして削り込みました。また砲塔上面後部も妙な形態をしているので、削ってやります。砲身はRBモデルのTiranのものを用いました。
図16-1、取っ手の位置が量産型と異なります。前から3つ目のものは高くなっています。
図16-2、車長用キューポラの基部が上面より少し高くなっているようです。0.5ミリのプラ板で周囲より高くします。また車長用ペリスコープの位置が少し後ろでハッチの周囲のリングが少し削り取られているようです。またハッチの表面のモールドはないので削って平らにしました。周囲のリングはキットのものですが、厚みがあるので作り直しば良かったです。写真にはついていませんが、対空機銃架が、量産型とは異なります。どちらかといえば大戦中のドイツ戦車のようなフレームを用いたような形態をしています。
図16-3、タミヤのキットはこのあたりが妙に高いです。削ると同時に測遠機の位置も下げます。またタミヤの測遠機のパーツはまるでA2のような形をしているので、角を落として修正します。
図17 主砲防盾上部のXSM-30-U白色光/赤外線サーチライトは、量産型と異なり中央につきます。この両脇に小さな牽引用のU字型のフックがつきます。