ロシアの空 Su-27 フランカーB アカデミー 1/48
ナセルの前面から。 両脇のギアベーンも塗装を終えウォッシングしてある。 でエンジンナセルを仮に組み付けます。ここで横っ腹にも塗装面が出てくることに注目です。スホーイ系は横っ腹にカバーが張り付く形で構造上こうなりますね。もう一回ここに内部色を塗装します。今度は筆塗りで行います。 筆塗りのあとウオッシングまで。完成しても筆かエアブラシなのか殆ど解りません。
仮組みしてみるとこれだけズレがある。成型時の歪や、冷却時の永久変形と思われる。こんなに歪んでいても何とかなるものです。外国製キットだけでは無いですよ。国産メーカーでも古いものはコレくらい当たり前と思って取り組みます。そのまま張り合わせてもこんな感じで上下が合わない。前方のノーズコーン輪切りで見ると1.5mmズレが生じます。どうする?!
ズレを矯正するため、プラ板などの端材を断面にあわせて瞬間接着剤で固定。機首の円形は保てることになりますが後方に隙間が生じます。歪が後に移動しただけですからね。ただこの断面に歪が残ってはいけませんからね。 ノーズ断面には、さらにプラ板を円形に合わせて左右からの応力に耐えられるように補強しました。 これで塗装する時にこの辺を持っても「パキッ」(嫌な音><)と音がしませんw 用は接着面でのひび割れ、ゆがみ破損を防ぐ意味でね。あらかた白フタの樹脂セメントで上下を合わせ、さらに全てに流し込み式の接着剤を流して乾燥させます。クリップなどで接着面を密着させておきましょう。あまり強いクランプをやると補強してない分部からゆがみが出てそのままで固まった経験があります。それなりに接着面に平面同士がくっ付くくらいを目安に挟んでやるのがいいと思います。
72時間干し飛行機。コレが士の字です。え?尾翼が無いって?ナセルの継ぎ目は? サンドスティックで粗めでモールドが消えない程度でゴリゴリと。
余談)このサンドスティックは今まで出会ったサンドペーパーの中で最も使いやすいと思っています。本来つめ磨きのための物が模型のヤスリとして売られているようですが、もし販売しているところをみたら手にとって比べてみてください。タミヤのペーパーみたいな色のグレーのあれとは比べ物にならない使いやすさです。それはクッションに秘密があるんだろうと思います。
鉛筆でマークしたところにヒケを伴って継ぎ目が段差として現れています。
こんな時にはこれをつかいますタミヤベーシックパテに瞬間接着剤を5滴ほど混ぜ込み、瞬間パテとして使用します。操作時間はきわめて短いのでまとめて盛り付けしたいところをマーキング。パーツも順番を決め並べてから行ったほうが失敗が無く効率的です。
こんな風に盛り付け10分ほどで切削できるようになります。混ぜる量は試してみてください。 削る時は1時間待ったほうが無難です。 また、瞬間を混ぜる量が多いほどヒケの量が減ると思います。本番ぶっつけでなく一回目の時はプラバンの上でやったほうが良いかも。尾翼のサンディングです。継ぎ目が先端に来るものもしっかりと継ぎ目を消すようにしないと塗装した後でかっこ悪いですからね。端っこのプラは非常に薄いため、接着剤の強さで変形、ヒケが発生することもあります。これは接着剤によるものと考えます。瞬間パテで対処しました。