i-modellers ベルゲパンツァー2

ドイツ連邦軍 ベルゲパンツァー2

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3.ドーザーブレード編

 ドーザーブレードはそんなに難しい形態ではないのですが、下面部先端が凹凸に抜けています。ブレード自体も強度や事後変形を避けるため真鍮板で製作することにしたのですが、真鍮を凹凸に削りだすのは大変です。またプラ板でも切り出しが難しそうですし強度的に心配です。ではどうするか。
凹凸なしでそのまま作る。ブレードを下におろせば見えません。
凹部を黒く塗装する。これもアリだと思います。
フォトエッチングを自作する。これが一番シャープに出来そうです。ただエッチング液の扱いや廃棄に慣れていないため、不安です。
 そこでいろいろ考えたのですが、凸部を切り出してハンダ付けすることとしました。
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 図17は適当な木片に両面テープを貼り、0.3mm真鍮帯板の凸部をあわせているところです。真ん中のプラ板は間隔が均等になるためのジグです。

 図18はハンダ付けに備え石膏で固定しているところです。ハンダ付け部に石膏が流れないように注意します。

 図19はハンダを流したところです。ここはブレードの内側になります。ハンダの厚みをとって盛っていますが、後で薄く削ったらやはり折れてしまったのでまたやり直しました。そこでハンダ部は中に折り込むのでなるべく目立たないようにふちのほうだけ薄く形成しました。ここは「コ」の字に折るためあらかじめPカッターで溝を掘っておきます。あまりやりすぎると切断してしまうので注意してください。一度に曲げないで少しずつ曲げましょう

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図20上部はブレード表面です。0.3mm真鍮版を田宮のサフェーサーのスプレー缶に押して丸みをつけました。これも均等に圧をかけないと表面がデコボコになってしまうので注意してください。

図21は完成したブレードです。下部は0.1㎜の銅版を折ってつけてあります。

図22はブレードの裏側です。あまりよい写真がなかったのですが、こんな感じです。ブレードのアームは車体前面の開口部に合うように取り付けます。何度も仮組みをやってみます。ハンダ付けの部分は覗き込まないとわからないと思います。

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