ドイツ連邦軍 ベルゲパンツァー2
4.細部工作
車体、クレーン、ブレードを組み合わせてみます。また並行して小物も製作しましょう。
図23は各種小物です。1戦闘室上部の雑具箱、2作業用動滑車、3キューポラはプラ板の積層を整形したものに、キットのハッチを取り付けます。4機銃用ボールマウントはプラ板の積層から削りだしたもの、5牽引時にロープを通して使う器具(名称がよくわからないですがロープを通してウインチで牽引している写真がありました。)6前部ウインチの開口部のハッチで真鍮を屈曲してヒンジとしています。各種小物ができたら車体に取り付けていきます。
図24は車体前面を示します。前述したとおり予備キャタピラはイタレリの物を切って使います。各種装備品ですが、一度につけてしまわず、バランスを見ながら仮組をよく行いましょう。結構最後につける部品のスペースがないことや、妙に間延びしてしまうことがあるので慎重に。それぞれの部品が干渉するようだったら、寸法を見直ししたり作り直します。私の作業用動滑車はいまいちだったので再製作しました。
図25、26は左右側面を示します。前面同様にバランスを見ながらOVMをつけていきます。
図27は車体後面を示します。後面パネルはキットのものを流用します。ただし側面の角度がレオパルド1とは異なるため、多少の調整が必要です。
図28は車体側面左側前部のクローズアップです。1大きなハッチの前にはハッチのヒンジのガードがつきます。これは太いランナーを削りだして製作しました。2ハッチとハッチの間にはジャッキ用の丸い作業板が装着されます。0.5mmプラ板とランナーを組み合わせて作ります。補強用の板が8枚周囲につきますが、軽量化の為か中がくり貫かれているので、丁寧に工作してください。3スモークチャージャーはキットのものを流用します。4ペリスコープはキットの砲塔より移植しました。5演習用ウインカー基部、6前後の上面ハッチには3つずつペリスコープがつきます。ペリスコープは、田宮パンターのものを6つ流用します。ペリスコ-プガードは真鍮を屈曲したもの。7牽引用ロープの取り付け具で少し下に傾斜しています。8戦闘室の溶接部はエポキシパテで溶接ラインを表現しました。
図29は車体側面左側後部のクローズアップです。1苦労させられたグリルです。2予備キャタピラの装着方法は左右で若干異なります。右側のものには上部に予備転輪がつくようです。3エンジングリルのメッシュはキットのものを使わず、金属メッシュに換えましたが、実車ではメッシュと機関部上面とは面一ですので注意してください。私はそのまま。4牽引ロープの取り付け具で図28の7の反対側となります。