i-modellers ベルゲパンツァー2

ドイツ連邦軍 ベルゲパンツァー2

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<スーパーリターン>

 前述したとおり「少しずつ仕上がったものを組み合わせてバランスよく」と述べましたが、実はフックブロックは最後に製作したものです。参考にしたDie Bergepanzer der Bundeswehr und deutsche Bergetechnikの図面のフックブロックが妙な形をしていて実写と異なっているようだったので後回しにしていたのですが、いざ組み込んでみるとクレーンが戦闘室上面より浮き上がってしまいました。実車ではクレーン上面と戦闘室上面は面一です。またクレーンはもっと車体の内側に入るようで先ほどのジャッキのカバーにクレーンが干渉してしまいました。実車ではもっとクレーンが図面よりも内側に入るようです。またクレーンと車体のクリアランスも違うような感じです。ここにきて頭が痛くなってしまいました。
 いろいろ原因があると思うのですが、機関室後部の高さがまずいのか、はたまた側面グリルが高いのか、クレーンの側面が高すぎるのか?でもいまさら車体やグリルを作り直すのはしんどい。悩んだ結果クレーンの側面系をモデルアートの山崎氏の図面を参考に削りなおし、フックブロックの高さも可能な限り小さくしました。
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 図36、37は再製作後の車体右側後部です。かろうじてクレーンと車体上面の間にフックブロックが入りました。実車はこの辺もう少し余裕のある感じで少々異なってしまいました。クレーンの幅自体も詰めたので車体の内側に入りましたが、実車ではもう少し入り込んだ感じです。製作される方はこの辺りに注意してください。

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 図38、39はクレーンがない状態の車体後部です。図40は油圧ジャッキをおろしたところです。実車では1のカバーをあけてパイプを接続して油圧で作動させています。

 図41はジブクレーンを作動させたところです。 

 反省点はいろいろあるのですが、図面を鵜呑みにせず、実車の構造をよく理解する必要があります。クレーン先端周りはせっかく実車の写真があったのでよく検討すべきでした。また部品の切り出しは余裕を持って行うのですが、この辺をしっかり製作しないと最後にしわ寄せがきてしまうようです。

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