ドイツ連邦軍 ベルゲパンツァー2
その他細部工作
図12は新たに牽引ロープを装着した状態を示します。ロープはEUREKA XXLの0.9mmのものを用いました。図の1、ロープエンドはホビーボスのレオパルド2のものです。ロープエンドは楕円形の突起物を用いて固定されます。実車はさらに楕円形の上部の薄い板が回転してロープが抜けないような仕組みになっています。図12の2ははずしたエンジンを積むためのラックの固定器具のようです。先回は左側の2組しか作らなかったのですが、クレーンの下にもうひとつありました。
図13の 1はクレーンの下にある滑り止めを示します。なかなか全体形が写った写真がなく、レオパルド1A4の前面と同様の配置としました。
図14は塗装の前に組み込んだドーザーブレードの状態を示します。真鍮で組んだドーザーブレードは結構な重さになるので、念のため図の1に示すようにポリキャップを左右2箇所仕込みました。先回の図23でわかるようにブレードは断面がI字型のアーム2本でつながっています。ブレードを可動させるためにアームに穴があけてありますが、ここにポリキャップと同じ径のランナーをとおすこととしました。この穴に車体側の開口部に接着剤がつかないように注意して十分塗布付した後、左側ポリキャップ→左側アーム→右側アーム→右側ポリキャップとランナーを通していきます。1回でできるように何回か練習しておくと良いと思います。通した後はランナーとアームが硬化するまで2日ほど触らないようにしました。この車体側面の開口部はドーザーブレードの動作を確認後、1.0mmプラ板で塞ぎました。またあらかじめ車体アームの開口部とアームは黒く塗っておきます。本当は塗装の後にドーザーブレードを組み込むような構造にしたかったのですが、ポリキャップとの兼ね合いもあり良い知恵が浮かびませんでした。
ここでまたひとつトラブルが起きてしまいました。何回も仮組をして確認をしたつもりだったのですが、図の2の前部の牽引フックをつけたらドーザーブレードに干渉してしまいました。もういまさらブレードも作り直す気力もないので、牽引フックの取り付け部を小さくしたりして何とかごまかしました。すべての部品を組み込んだり仮止めしたりしてドーザーブレードの動作の確認をされることをお勧めします。特に車体全部はいろいろ細かい装備品がつくので、注意してください。私の場合小物の製作は後まわしになってしまったので、このようなことが起きてしまったのですが、やはり全体を見てバランスよく並行して作業していくことが大切なのではないかと思います。