i-modellers 5号　雄翼～珊瑚海の一矢

胴体などに少し銀で剥がれ表現を加えます、本来なら下地に銀を塗装しておき剥がすのでしょうが、今回はタミヤペイントマーカーの銀を面相筆でちまちまと描きこんでいます。(写真左)

ちょっと分かりにくい写真ですが、各部からの滲み出て気流で後方へ流れていった汚れは油彩で描きこみました。ほんのり、であります、案配は面相筆の筆先で点付けした油彩を溶剤を含ませた筆でなぞって伸ばす、というAFVでは雨だれや錆び流れに用いる方法で行っています、向きが違うだけですね。(写真右)

さらに主尾翼前縁に油彩でグレイを調色し、乗せていったり、各部に同じグレイ系の油彩や茶系の油彩を乗せて、フィニッシュとしました。
その工程の写真は、うまく残せませんで、以下、完成写真でご覧いただこうと思います。

アンテナ支柱からの張り線はずいぶんと迷ったのですが(笑)、満足しちゃったので現状はパス。

思ったより目立たない爆弾。普段、寄りで撮影することが多いですが、今回の完成画像は引きで撮影しています。飛行機はなるべく歪みが出ない方がよかろう、という判断です。

プロペラはエンジン内に仕込まれたポリキャップにはめ込むことで動かせます。

アヴェンジャー、ヘルダイバー、ヘルキャット（ま、ワイルドキャットもそうですなあ）、と代表的な米海軍艦載機トリオは結構おデブでマッチョですが、尾翼へ流れる胴体はかなり流麗であります。完成すると思っていたよりもスマートな機体でありました。

デカール貼りまでツヤツヤだった機体はデカール保護のために吹いたつや消しクリアでかなりツヤが消えてしまいましたが、ま、この機体にはこれくらいでも良かったかしら、と思います。（ん、けっして結果オーライではないですよん…笑）