i-modellers 5号 雄翼~珊瑚海の一矢

不屈の翼~珊瑚海の一矢
  ダグラス SBDドーントレス ハセガワ 1/48

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組立開始

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急降下爆撃機は高空から目標を定めてダイブし、投下後の爆弾の目標への命中率を高める、という機体です。
そのためには急降下時の姿勢を安定させ、爆弾の軌道も安定させなくてはなりません、エースコンバットなどシミュレーションゲームをしてみると分かりますが(笑)、急降下をすることってすごい難しいのですね(ゲームと一緒にしては怒られそうですが…)、急降下時の姿勢制御のため、急降下爆撃機は大きなフラップを広げて空気抵抗とする機体が多いですが、ドーントレスの場合このフラップに穴をあけることで姿勢を安定させたのでした、これをダイブブレーキと呼び、主翼下面には胴体下部分にも、また主翼上面にも開いて効果を高めていました。
キットではこのダイブブレーキに開いているはずの穴が丸いただのモールドになっています。


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ダイブブレーキ本体は実機の写真をみると薄く、また内部には桁や補強用でしょうかリブなどもありますので、開位置にすることはあきらめ(キットのフラップ部分は結構な肉厚なので)、でもやっぱり穴は開けたいよなあ、というわけで穴をあけます。
まずはモーターツールにドリルをハメ、適当に穴を開けました。(写真上)

ついでリューターに差し替え、穴を広げ、位置を修正します、んがっ、これが結構揃わなくっていびつに…
さらに丸やすりで形状を整えますが、やっぱり揃っていなくて、うーんやるんじゃなかった状態に…
手を抜かず冶具を作るなりして行うべきでした…(写真右)


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そのままでは手が止まり製作意欲が減退しますので、適当に切り上げて他の部分を作ります。
主なパーツを形にしておきますが、基本的には問題なく、妙に修正が必要な箇所もなさそう。
コクピットは操縦手と後方機銃手の2名、後方の機銃手席は回転はしませんが、上下の角度が可動。
爆弾(450kg?)はヘンな段差が生じますのでパテを使いました。


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コクピットの計器盤はモールドがありますが、デカールを貼ります。
後部の機銃手席は前方を向き、操縦手に不測の事態が生じた場合には操縦できるように簡単な計器と操縦桿などがついています。
実際、このおかげでドーントレスは訓練機としても使えたそうです。(写真左)


カウリングはこれで一体の成形、カウリングの後ろに付くエンジン基部は左右貼り付けのパーツ構成です。
エンジンはプラグコード、排気管も別パーツで再現されていてなかなかの見映えではないでしょうか。
ドーントレスはプロペラのスピナーが小さめなので完成後もエンジンの前面は見えそうです。(写真右)

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