エル・アラメインへ~ラムケ降下旅団 1942 エジプト
キューベルワーゲン82型 MM304 タミヤ 1/35
今回製作するフィギュアは車両に乗ったポーズのものが含まれていますので、まずはキューベルワーゲンをざっと組み、フィギュアとのフィットを確認しながら、或いは車両へフィギュアをフィットさせながら、まずは仮組みもしくは大雑把に組んでいくことにしました。
キューベルワーゲンは細かなパーツがほどほどにありますが、わずらわしいところは皆無、サクッと進みます。
シャシー側とボディ各面を貼り合わせて上下を合わせるパーツの構成になっています。
シャシーに上部(外板)パーツを載せてみますと各部の合いも問題ないです。
フィギュアは基本的には1体ずつ粗組みしていくことにしましたが、車両に収まる3人のフィギュアは頭部を別に塗装した方が良さそうでしたので、爪楊枝に刺しておきます、枝にはパーツの番号を書いておいてどれが誰だったか分からなくなるのを防ぎます。
フィギュアの工作はやり始めると切りがありませんが、今回はモールドを彫り直したり、などの作業はほとんど行わずに行きたいと思いますが、最低限パーティングラインや服のしわのモールドの修正などは行うことにします。
写真は助手席に座る将校の下半身部分ですが、パーティングラインと分かりにくいですがパーティングラインの左右でモールドが段違いになってシワのモールドが途切れちゃっているところを修正します。(写真左)
パーティングラインは写真の左側の足のようにくっきりとあります、デザインナイフの丸刃を使い刃を立てて削ることでパーティングラインを消すことが出来ます、その際消えてしまったモールドなどはナイフやヤスリで彫り直し、ペーパーを掛けておきます。(写真右)
余計なことはあまりせずに、という次第ではありますが、フィギュアの袖口などは手を加えてあげたいところです。(写真左)
デザインナイフや彫り込み用のノミで袖口を彫ります。手は指の間を彫り直し、パーティングラインを消すついでに指先などの形を修正しておきます。(写真右)
こちらはややシュールな絵柄ですが(笑)半ズボン姿の兵士の足、やはりズボンの裾を彫っておきます。これらの箇所を彫る理由はプラモデルの性質で断面がやや斜めになっている(抜きテーパーといい、パーツを型から取り出すためにすこーしですが斜めに成形されている箇所があるのですね)ためで、削っておかないと完成後にヘンなのですね、で、どうせなら彫っておけば陰色を塗ったりしても違和感がなくなる、というわけなのでした。(写真左)
袖口を彫ったり指を整形したりすると削りカスや切り口のでこぼこが見苦しくなります、ヤスリを当てたガサガサ面などの仕上げにもMr.セメントSをさらっと塗っておくと汚い面が溶けてきれいになります。Mr.セメントSはいわゆる流し込みさらさら接着剤でタミヤの緑キャップの接着剤と比べるとプラへの浸襲が弱く、必要以上に溶かしてしまったりというトラブルが少なくて済みますが、やはり大量に塗るのはNGですね。(写真下左)
ここまでの作業で使用している工具です、デザインナイフ2種、ノミ状の工具、片側が丸刃のヤスリ、千枚通し様のモールド彫り。(写真下右)